繍栄について | 繍栄
繍栄について

繍栄
— 時を縫う、未来を織る

創業の想い

京都の静かな街並みで、「繍栄」は誕生しました。
創業者は、手刺繍の持つ静謐で研ぎ澄まされた美しさに魅せられ、
ただ古きを守るだけではなく、その技を未来へ伝える使命を感じました。
一本一本の絹糸、一刺しの針に宿る職人の呼吸が、時間と記憶を紡ぎ出します。

繍栄の原点、“手刺繍”

職人技と素材へのこだわり

私たちの作品は、単なる装飾ではありません。
相良(さがら)刺繍、平刺繍、汕頭(すわとう)刺繍、刺子など、
それぞれ異なる技法を極める職人の手によって生み出されます。
細く上質な絹糸を使い、光と影、立体感を表現するその過程は、何度もの試織と調整を経て完成します。
一着が仕上がるまでには、半年、場合によっては一年以上を費やすこともあるのです。

繍栄の原点、“手刺繍”

伝統を未来へつなぐ

「伝統」と聞くと過去に縛られているように思われがちですが、繍栄にとってそれは始まりに過ぎません。
私たちは革新と継承を両輪に、技術を次世代へ広げていく活動を行っています。
特にベトナム・フエ市での刺繍文化継承プロジェクトは、創業者の強い思いから始まりました。
この取り組みは現地で高く評価され、文化遺産の守り手としても認知されています。

私たちの信念

  • 静かな贅沢 派手さではなく、細部の繊細さに価値を見出す
  • 時間の芸術 急がず時間をかけることでしか生まれない質感
  • 継承と革新 伝統を尊重しながら、新しい表現を探求する
  • 人との対話 職人、お客様、文化、人々を結ぶ架け橋
刺繍

ビジョン — 永続する美を

私たちのビジョンは、刺繍をただの服飾工芸としてではなく、「時間のアート」として位置づけることです。
繍栄が紡ぐ作品が、持つ人の人生に静かな輝きをもたらし、また次の世代へと物語を繋いでいく。
そのような永続的な価値を創造し続けます。

お客様へのメッセージ

私たちの作品は、一点一点が職人の想いと時間の結晶です。
お手に取っていただいた方にとって、それがただの物ではなく、 人生の一部となりますように。
ご興味があれば、制作過程の見学や刺繍体験もご案内しております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。